| 鍋谷地区に位置し、標高268メートル、周囲約200メートルを測る蟹淵は、自然の宝庫として知られるとともに、大蟹が棲むという伝承の地です。 通常1000メートル以上の高地に生息するルリイトトンボや、木々の上で卵を産むモリアオガエルなどの生息地で、市の天然記念物として指定されています。 コバルトブルーの水面は、今にも伝説の主の蟹が水を割って現れそうなほど神秘的な佇まいです。6月の降雨期には、モリアオガエルの白い卵塊が淵の周囲の木々をうめ、さながら白い花が咲いたようになります。夏、ルリイトトンボが乱舞し、オオルリボシヤンマの羽化が始まり、木々に縁取られた水辺は、四季の移ろいとともに様々な表情を見せてくれます。
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